ケガの中でも特にふくらはぎの腫れが酷く、血のめぐりが悪いため切開を行った。
SNSなどでも北村宏を心配する声が多数寄せられている。
15年に競馬ファンに惜しまれつつ騎手を引退した藤田伸二氏は
「頭部か顔面の損傷よりふくらはぎの切り傷の状態が悪いらしい。全治などはわからないがかなり深刻らしい」
とアクシデント2日後にツイッター上にメッセージを掲載した。
また障害ジョッキーで北村宏と同期の高田潤は「意識もあり会話もできるようですが、鼻の付け根とこめかみあたりに粉砕骨折があるのと、
ふくらはぎがパンパンに腫れて切開したままの状態みたいです。時間はかかると思いますがゆっくり治して帰ってきてほしいです」と仲間の復帰を期待する。
引き合いに出されるのは武豊で02年の中山競馬で骨盤骨折の重傷を負い当時出た診断で全治半年。
春シーズン絶望との憶測が流れるなか、なんと2か月後にカムバック。
復帰2日目には重賞勝ち(アンタレスS、ハギノハイグレイド)、5月にはダービー制覇(タニノギムレット)の超人ぶりを発揮した。
また、10年3月に落馬し、左鎖骨遠位端骨折した際は「復帰できないと思った」ほどの大怪我だったが、4か月余りでカムバックし、復帰翌週には勝利を飾っている。
その武豊は今回の件に対して「意識はしっかりしていると聞いているので安心している。ただ、箇所が箇所だけに慎重に見極めて復帰してほしい」と経験者としてアドバイスを送った。
また同じレースに騎乗し、目の前でアクシデントを目撃した蛯名は
「おそらく北村の意識の中で(技術のある)ルメールだったので安心している分もあったのでないか。
こういう事故はアクシデントではない。いくら馬に癖があったとしても乗っている者としてはあってほしくないこと。
最近人為的、不注意に見える事故が増えている。お互いの意識をもっと高く持っていきたい。」
と人為的なミスによる事故の多発に警鐘を鳴らした。
15年にはキタサンブラックで、菊花賞を制覇し、レース後に北島三郎オーナーと「まつり」を熱唱した北村宏。
JRAでは存在感のあるベテランジョッキーだけに早い期待を願いたい。
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Source: ハロン棒ch
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