競馬番組出演者から透けて見える「競馬そんな好きじゃねーだろ」問題
松坂桃李や土屋太鳳が競馬場でキャッキャやってるんだからカネはかかってるんだろうが「競馬そんな好きじゃねーだろ」と、出演者にも制作者にも言いたくなるような、カネはかけてもアイディアはおざなり、のバラエティ番組みたいでつらい。
(中略)日曜午後3時フジテレビ系列の競馬中継は、わりと昔からおざなりな作りであった。オグリキャップとかの景気のいい時も、熱心な競馬ファンにさんざんディスられてた。「タレントいらん! 競馬を見せろ!」と。
ただし関西圏は関西テレビが制作して、フジテレビとは違う、ほんとに競馬好きなタレントを起用して(宮川一朗太とか……って一朗太くんが出てたの何年前だよ。15年前だって)、馬好きにもギャンブル好きにも好かれる番組をつくってた、と思う。
しかし。今、関テレの『競馬BEAT』を見てると、ここ数年のJRAのCMみたいに安い。「まあこんなもんでいいでしょ」的に続いている。 “競馬中継”は「主催JRA」で、打ち切りがない長寿番組で、やらなきゃならない内容も決まってるし(レースとパドックと予想と結果と配当)、惰性になるのもムリもない、けど前はこうじゃなかった。出演者は今のほうが多い。それもお笑いタレントの準レギュラー。だからきっとカネはかかってる。
「お笑いタレントと競馬中継番組は相性悪い」は私の持論で、もっと聞きたいレースや予想の話がネタで消費されて終わっちゃうことが多いのだ。
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Source: 競馬ろまん亭
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